2012年4月2日月曜日

3日目:デリー→バラナシへ

インド滞在3日目。

思ったより睡眠時間が少なく、毎日3時間程しか寝ていなくて、ついに体調を崩した。
お腹は壊してはいないが、なんだか頭が痛い。
日本から持ってきた体温計で熱を測ると、37度。

これはマズイ。熱を出して寝込んでいる暇などないのだ。
やっぱり昨日、水シャワーを浴びて寝たのが良くなかったんだろうなぁ~。

だってこの宿、全然お湯が出ないんだもん。
ホットシャワーOKって書いてあったのに。
日本から持ってきた抗生物質を予防のために飲んでみると、意外なことにこれがすぐに効いて、体調復活!

中身も頭もだが、私はどうやら体も単純みたいだ。。よかった~  苦笑

午前中の飛行機でバラナシへ移動するため、宿を7:30にチェックアウト。
宿でタクシーを手配してもらい、空港へ向かう。Rs300.

空港に到着し、スパイスジェットに搭乗。
行程が無事に終わるまで、荷物は極力機内に預けずに乗る。
何か無くなったり、ロスバゲしたりしたら嫌だったので・・・

スパイスジェットは格安航空会社なので、機内サービスはすべて有料。
チャイを頼む。Rs30。
ご参考までに、料金は往復で12000円位でした。

バラナシの空港に定刻11:00に到着。
空港内にプリペイドタクシーカウンターがあり、タクシーにて市内へ。
Rs580。
想像した通りではあるが、バラナシまでの道は約18キロ。
日本の一般道路なら、20分ほどで着くであろう距離に、1時間以上かかった。

理由はただ一つ。渋滞である。
中央分離帯も信号もない狭い道を、リクシャーや車や牛や馬や犬がごちゃまぜになって走って(歩いて)いるもんだから、全く前に進まないのだ。
車の前を、牛が悠々と通り過ぎて行って渋滞するのだからもうどうしようもない。
お蔭でクラクションが鳴りっぱなしだ。

しかし、これこそ、ザ・インド。
なんだかよく分からないけど、こうして道を走っていてもエネルギーを感じる。

タクシーはゴードウリヤー近くまでしか入れないため、ガンガーまではリクシャーで行くことになるのだが、タクシーを降りるなり嵐のような客引きに遭遇。

インドでは、バックパックを背負っているだけで客引き率は100倍くらいになる。
バックパックは、鴨がネギしょって歩いているようなもの。
恰好の獲物らしい。

あまりにも客引きがすごいので、ガンガーまで歩いていくことにした。
気温は35度。灼熱の太陽が照り付ける中、10キロのバックパックを背負っててくてくと歩く。

バラナシの街は、小道が入り組んでいるので、ガンガー沿いに歩いた方が宿を見つけやすい。
20分ほど歩いて、ガンガーに到着。

目の前に広がるガンガー。沐浴する人々。
大量の牛牛牛牛牛牛牛 犬犬犬犬犬犬犬犬 人人人人人人人 & 猿&ヤギ



これぞ、インドの聖地バラナシ。

牛の落し物があちこちにあるが、なんのその。
人々のエネルギーは、デリー以上だ。
ワクワクが止まらない!!

ガンガー沿いを歩き、BABA GUEST HOUSEを目指す。
日本からはメールで予約済み。

宿に着き、さっそくチェックイン。
宿はメインガートから5分ほど歩いたMUNSIガートの奥の入り組んだところにあって、これでもかって位分かりづらい。
通りすがりの子供が道を教えてくれなければ、100%迷子になってた。

宿のオーナーと思しきおにーさんが出迎えてくれる。

・・・なんか、えらいマッチョなんですが・・・(ちょっと怖い)
部屋はこんな感じ。この宿で一番良い(高い)部屋。
エアコン付、ガンガービュー、ホットシャワーOKでRs1200なり。


荷物を置いて、早速ガンガーを散策。
5秒に1回くらいの確率で、インド人から声をかけられる。
日本人はちらほら見るが、珍しいのだろうか。

「コンニチワー」
「バザールデゴザール!」(古)
「AKBシッテルネー、ニホンデダイニンキネー」
などと、これでもかというくらい怪しい日本語を駆使して話しかけてくる笑

どこでそんな言葉覚えたの?ってくらい、みんな日本語(片言)話せるのね。
ある意味すごいことだ。
だって、東京を外国人が歩いていたとして、日本人が声をかけるだろうか?
多分、目もくれずに通り過ぎると思う。

それなのに、インド人はみんな笑顔で声をかけてくる。
そのフレンドリーさ、その明るいエネルギーが、たまらなく好きだ。
既にインドの大ファンである。

ボートに乗らないかと20回位客引きをうけるが、明日ねと断って、今度はメインストリートに出てみる。
バラナシはシルクの生産地で、あちこちにシルクのお店が軒を連ねている。
市場は活気があって、地元の人がたくさん買い物をしていて、どんなに観光地化しても、地元のインド人も観光地化することはない。

どんなに観光客が多くても、市場は地元のインド人の生活の場であり、
そのエネルギーの方が圧倒的に強い。
イタリアなどに行くと、町全体が観光地化してしまって、そこから「地元の人の生活の匂い」が消えてしまってる町ってあると思うんだけど、インドはそれがない。

そんなところも、インドのいいところだと私は思う。
ずっとこのまま、変わらないインドであって欲しい。


                活気ある市場

パンジャミドレスやアクセサリー、カレー粉などを一通り買い物した後、宿に戻り仮眠をする。
因みに街中でパンジャミドレスを買うと、その場で寸法直しをしてくれておすすめ。
空港などより若干割高だが、普通のサイズだと結構大きくダボダボするので、自分のサイズに合わせてもらった方がいい。
このパンジャミドレス、ものすごく涼しくて、私は現地ではずっとこのドレスを着ていた。
(パジャマの語源となったドレスで、スタイルはチャイナドレスのような感じだが、コットン100%でとっても涼しく快適で、デザインも可愛い!)
女性の方はぜひ1枚、お気に入りのものを見つけてください★

夕方になり、プジャという儀式を見るため、再びガンガーに繰り出す。
薄暗くなったメインガートはライトアップされて昼間とはまた違った姿になる。



プジャを見た後、夕食へ。
メインガートから上流に上ったところにある、LOTUSというレストランへ。
今までずっとカレーとナンを食べ続けていたので、たまにはカレー以外のものを食べようと思い、パスタを注文。

インドのパスタって、どんなんなの?という好奇心とともに、出てきたものは、ちゃんとパスタだった。
意外とおいしかった。

夕食を済ませ、宿に戻る。
明日はガンガーでボートに乗るため、4時半起き。

なんだか、インドに来て毎日3時間睡眠だ。苦笑
でも仕事と違って、全く疲れないから不思議。だって旅行だもんね。
アドレナリンが出っ放しで、全く疲れないし寝なくても眠くもならない。
人間って本当に気持ちの持ちようなんだなー。






2012年4月1日日曜日

インド2日目:デリー⇒アグラへ

インド2日目。
今日は列車で、タージマハルを見るためアグラへ向かった。

列車はニューデリー駅を6:15に出発。
よって、ホテルを5:30に出る。
ホテルの人が、「車で送ってあげるよ」と言ってくれていたのだが、翌日になると(予想通り)、「車がない」と言い出すので、仕方ないので日の出前のメインバザールを駅まで歩いていくことにした。

人通りは少なく、薄暗く、野良犬やら野良牛、野良人間(ホームレス?)が目を光らせていて、怖すぎる。

わずかな明かりの中、同じく駅にむかうっぽいインド人の後ろをドキドキしながら歩く。
宿から15分ほど歩き、ニューデリー駅に到着。

駅にはセキュリティーがあるが、正直言ってザルだ。
何を検査してるんだろうって思うほど。
朝の5:45なのに、、ものすごい人、人、人。(+犬、牛)
ホームには、電車待ちなのかホームレスなのかわからないけど、たくさんの人が寝ている。

列車のホームや号車は、電光掲示板で知らせれる。
ちなみにウェイティングリスト名簿は、掲示板に張り出されている。
個人情報、ダダ漏れである。
乗客リストの掲示はなく、号車が電光掲示板に出るので、その案内に従って列車に乗る。

私が乗った12002 BHOPAL SHTBDIは、日本で言うところの「のぞみ」である。
アグラカント駅まで最速2時間で結び、車内はエアコン付、車内食付。
快適そのもので、正直びっくりした。
まぁ、観光客と裕福そうなインド人しか乗ってないけど・・・



インドでは、乗る列車のクラスが、乗る人の生活水準を表しているように思う。
私が乗ったAC1等は、Rs760。日本円で言うと1300円位で、新幹線に比べたら驚くほど安いけど、現地の一般人にしたらとてもこんな大金は出せないだろう。
それほどまでに、インドに行くと、カースト制の名残というか、貧富の差をものすごく感じる。


             ↑こんな感じの車内食(朝食)。意外とおいしい。

隣の席に座ったインド人が、日本語で話しかけてくる。
どうやら、インドで(HISの)観光ガイドをやっているようで、今日も日本人のお客さんを案内するらしい。
どうりで日本語が非常にうまい。

因みに地球の歩き方を読んでいると、日本人がいかにしてインド人に騙されるかが懇切丁寧詳細に書かれているため、私は一瞬このインド人を警戒した。

だって、「以前東京に住んでいました」なんてさー・・・
ホントなの?!って思うじゃないですか。

しかし、彼の一言で私の警戒心は一瞬にして溶けた。

「日本にいた時は、町田に住んでいました」

新宿や渋谷ならまだしも、町田(※東京都町田市)の名前が出るなんて思ってもいなかった。
これは本物だ。

私の警戒心は一瞬にして溶け、2時間の列車の旅をこのインド人とおしゃべりしながら楽しく過ごした。
インドのことを色々と教えてもらった。
彼は、「ほとんどのインド人は日本が大好きで親切だが、一部の悪いインド人が旅行者を騙す。だから日本人が警戒する。非常に残念」と悲しそうな顔をしていた。

すみません、、私も最初、あなたを警戒しました。

とはさすがに言えず、「それは残念ですね」と返した。
実際、彼はとても紳士的で親切だった。警戒しすぎるのも、問題だね。

余談だが、インドも大分変ってきたのか、この列車に限ったことかはわからないが、列車のトイレは水洗だった。
トイレットペーパーは(予想通り)ないが、まさか水洗だとは思わなかったのでびっくりした。
各座席には、コンセントまでついていて、列車でパソコンを広げて仕事をするビジネスマンの姿も。
予想外に、年々快適になっているんだろうと思った。

予定通り08:07アグラカント駅に到着。
駅を出た右手に、プリペイドのオートリクシャーがあり、一人のリクシャーワーラーが声をかけてきて、初のオートリクシャーに乗る。

インドでは、リクシャーと交渉して料金を決めなくてはならないが、プリペイドの場合事前に料金が固定されていて、カウンターで料金を払ってからリクシャーに乗る。
タージマハルまではRs85(門によって料金が違う)。

南門が一番近く、空いているとのことで、南門へ向かう。
リクシャーワーラーは30歳位の陽気なお兄ちゃんで、色々と話しかけてくる。

私が「インドに来てリクシャーに乗るのは初めて」と言ったら、
「YOU ARE VERY LUCKY!」とご機嫌だ。
おもむろにボロボロになったノートを取り出し、差し出してくる。

開いてみると、日本人旅行者が書いたと思われるメッセージノート。

「このリクシャーワーラーはいい人です」「楽しくガイドしてもらいました」という内容のことが書かれている。

ま  さ  か


と思っていると、さっそく「この後はどういう予定なんだ?」と聞かれる。苦笑

「タージマハルとアグラ城に行く以外は決めていない」というと、
「俺が案内してやるよ!」とここぞとばかりに売り込みが入った。

2か所の案内でいくら、と聞くと、Rs550だという。
駅からタージマハルまでRs85であることを考えると、法外に高い。
断りきれず、ガイドをお願いし、タージマハルの前で、「2時間後にここで待ってるからな」と言われたが、やっぱり納得できずに、待ち合わせをすっぽかしてしまいました。笑
ごめんね、お兄ちゃん。
前払いしなかったのが幸いでした。

駅から20分ほどでタージマハルに到着。
タージマハルの入場料は、外国人はRs750(約1400円)。
因みにインド人はRs20(約35円)だ。

この差はいったいなんなんだ、と思うが、、タージマハルを見ずしてどうする。
と、さっそくチケットを購入。
ここで同じく一人旅をしている日本人が声をかけてきて、2人の日本人と友達になり、一緒にタージマハルを回る。

自分1人だと、自分を入れた写真がなかなか撮れないが、複数人だと写真を撮りあえるのがいい。

目の前に広がる、真っ白なタージマハル。
う、美しーーーーーーーーーーーーーーーーー!!


真っ白な大理石が、青い空に映えて、何とも言えない美しさ。
インドに来てよかった!!って、心から思いました。

タージマハルを3時間位かけてみた後、今度はアグラフォート(城)へ向かう。

タージマハルの後に見ると、やっぱりちょっと見劣りしてしまうかもしれないけど、中に入ると庭園のようで、インドの街中からは想像できないほど整然と手入れされた芝生が広がる。

アグラフォートを出て、MAYAというレストランで3人でランチ。


トマトクリームスープRs90、バターチキンカレーRs200。超おいしい~★
美味し過ぎて完食。

お腹が膨れたところで、お土産物屋さんをのぞいてみる。
料金交渉をし、マサラチャイ(紅茶)Rs250→Rs160、カレー粉Rs200→Rs120、サリーRs1500→Rs1000に値切って購入。
※1ルピー(Rs)=約1.8円

紅茶とカレー粉は絶対に買いたかったので、大満足。
インドで買い物をするときは、いくつか店を回ると、大体の相場がわかる。
何件か回って、納得して買うと良い。

買い物を終え、少し時間があったので、もう一度夕暮れのタージマハルを見に行こうということになる。
朝買ったチケットで再入場できないか、ダメ元で交渉したが、NGだったので、仕方なくもう1度チケットを買いなおして入る。

しかし!ここで友達の一人が裏ワザを使う。
インド人を買収して入場券を買わせて入場する方法。

って、入口でばれるよ。。。だって、どうみたってインド人じゃないよ。
と思っていたのに

なぜかあっさりとセキュリティを通過した!!!!

な、なんで?!

彼はRs20(インド人価格)であっさりとタージマハルに入場した。

人徳なんだろうか・・・

タージマハルが水面に写る写真は、ちょうど日没直前の、17:00前後にしか撮れない。
再入場する価値は、十分にあるなーと思った。
これがそのタージマハル。



タージマハルを再度堪能した後、それぞれの帰途につく。
私はアグラから、また列車でデリーに戻る。
行きに乗った列車は、満席で取れなかったので、日本で言うところの「こだま」で4時間かけてデリーに戻る。

列車は、AC付2等。
椅子タイプのもので、1ボックス6人掛け。
折りたたむと寝台にもなる列車。
同じBOXには、インド人の3人組が乗ってきた。
日本人が珍しいのか、「ジャパーニーか?」と声をかけてくる。
1人はデリー、1人はバラナシ、1人はカシミール地方から来たそうだ。

カシミール という地名を聞いて、私の警戒心センサーがまた強烈に反応する。

カシミール地方はマフィアやら麻薬やら、とにかく色々とある地域らしいのだ。
しかしながら、彼ら3人は、「チャイでも飲むか?」「俺らの話声がうるさくないか?」
「俺らとの会話は不快じゃないか?」と色々と気を遣ってくれる。

悪い人ではないらしい。

駅に着くまでの間、3人と談笑。
チャイ売りのおじさんからチャイを買う。Rs5。安い。
そして、おいしい!!インドのチャイは、日本で言うロイヤルミルクティーのようなもので、中にはマサラなどスパイスの入ったものもある(マサラチャイ)が、濃厚で甘くて、暑いインドになぜかマッチする。

スナック売りのおじいさんが、BOXに来て談笑に混じる。
日本で言うと、JRの新幹線に乗っている売り子のお姉さんが、突然乗客の隣に座り、話しかけてくるようなもので、日本では考えられないこの光景が、心温まりほほえましくて私は好きである。

おじいさんが、「日本の通貨を持っているか?」と聞いてきた。
10円玉と50円玉を見せる。
穴の開いたお金は珍しいようで、「ルピーと交換してくれ」と願い出てきた。

60円位、あげるよと言いたかったけど、おじいさんの言う通り、30ルピーと交換した。
こういうやり取りって、旅の醍醐味。
こっちも一人だから、積極的に現地の人たちと関わりたいって思うし、
それが一人旅のいいところだ。

結局1時間遅れて、22時半にデリーに到着。
ごった返す駅のフォームで人をかき分け、外に出る。
にぎわうメインバザールを歩いて宿に戻る。

メインバザールは、23時ごろまでであればかなり人通りも多く、明るいので、
一人で普通に歩ける。インド人の女性も普通に歩いている。
ただし、決して安心というわけではないだろうが・・・

ホテルに戻り、先程アグラで会った日本人の一人が同じ宿に泊まっているというので、近くのレストランにカレーを食べに行く。

グリーン・チリというレストラン。
ほうれん草とチーズのカレーとバターナンを頼む。
お、おいしい~!!!!!



このお店、01:00までやっているのでお勧めです!

24:00、宿に戻り就寝。さーて、明日も早いぞ!!

インド1日目:デリーにて

成田空港を定刻出発。
AI307便で、直行でデリーへ向かう。

1時間ほどして、機内食が出てくる。
エアーインディアの機内食ってことは・・・

「チキン、フィッシュ、OR ベジタブル?」とキャビンアテンダントに聞かれ、
「チキンプリーズ」と頼んだところ

紛れもない、チキンカレーが出てくる(涙)


あー、やっぱりね。苦笑

機内食が出た後、なぜか突然、機内の電気が消えた。
アテンダントが、「窓を閉めろ」と言っている。
えっ、今昼の14:00なんだけど・・・
強制的に、機内は真っ暗に。節電??ていうか、寝ろってことなの???
こういう意味不明な状況自体が、インドらしさ満載で、面白くて仕方なくなる。

18:00、1時間遅れでデリー到着。
空港内で両替をし、いざ市内へ。
空港レートはあまり良くないので、必要最低限にした方が無難だ。
※ちなみに私はトーマスクックで両替をしたが、この時両替のお姉さんのミスにより、えらい目にあいました。トーマスクックは二度と使いません(怒)

デリーの知人と夕食を取り、23時ごろチェックインする。
宿は、パハールガンジ(メインバザール)沿いの「COTTAGE YES PLEASE」という宿。
1階に、SHIGETA TRAVELという旅行会社が入っている。
日本語が通じるため、宿泊客は日本人が多かった印象。

チェックインすると、「今日は満室だから」と、近くの姉妹ホテルに連れて行かれる。
おいおい!!日本から予約したでしょ~!!

と不満を募らせたが、この時すでにかなり酔っていた(夕食時にワインを飲んだので)私は、揉めることすら面倒で、姉妹ホテルにチェックイン。
部屋を見てみると、割と小奇麗。Rs860、AC付&ホットシャワー付。



シャワーを浴びようとしたが、(予想通り)水しか出なかったので、仕方なく水を浴びて寝ました(涙)

インド一人旅:旅の準備編

★荷物の準備★

インドに旅をする時、スーツケースなどという代物を持って行ってはいけない。
5つ星のホテルに泊まり、専用バスで移動するような贅沢なツアーなら話は別だが、そうでない(ゲストハウスに泊まり、列車で移動する)なら、必然的にバックパックになる。

しかし!!
私自身、バックパッカーは初めてだったので、バックパックというものがなかった(涙)。
いいバックパックは、平気で2-3万する。さすがに手が出ないので、
近所のドンキで2990えんでバックパックを購入。苦笑

バックパックは、必ず口がチャックのもの(登山用などはひもで縛るタイプで鍵がかからないのでNG)を選びましょう。
私がドンキで買ったバックパックは、2990円の割にすぐれものだった。
口がちゃんとダブルチャックで鍵がかかり、収容量も多く、ポケットも適度についていて、腰部分にもきちんとベルトがついていた。

うーん、やるなぁドンキ。

ちなみにバックパックは、機内に持ち込めるサイズの45リットルのものにしたので、余計な荷物は一切入らない。
コンパクトにするため、最低限の荷物だけを詰め込む。

因みに、インド旅行に行くときの必需品は下記の通り。

*南京錠・・・バックパックやゲストハウスの施錠用。
*チェーンロック・・・ドンキで500円くらいで売っています。
*トイレットペーパー・・・インドのトイレもかなり水洗トイレになってきているけど、それでもトイレットペーパーがないことが多いので(ゲストハウスでも)、必須アイテム。
*小さな懐中電灯・・・たまーに停電するので、あると便利。また、バラナシでは、ガンガー沿いには大きなライトがあるが、1本路地に入ると真っ暗。
牛のフンを踏まないためにも、OR 急な階段を踏み外さないためにも、あると便利。
*ウェットティッシュ・・・食事の前に手を拭いたり、何かと大活躍。
*虫よけ&ムヒ・・・現地では蚊やらダニやらによく咬まれる。虫よけがどこまで効果あるかはさておき、、気分的には違うかもしれない。
*バックパックカバー・・・背後からの盗難防止。
*お菓子・・・私は現地から柿の種を持って行った(笑)ビールのお供などに、何気に役立った。現地に長期滞在している日本人にあげたら、とても喜ばれた。
*日焼け止め・・・日差しはめちゃくちゃ強い。焼けたくない女性は持っていきましょう。
*薬・・・日本の正露丸は効かない、とよく言うけど、私は日本から持って行った抗生物質が役に立ちました。←インドで発熱した時飲んだら、一瞬で回復した。

上記以外は、現地でも手に入るので、余計な荷物は極力おいていっても大丈夫。


★お金の準備★

基本的には日本円で問題ない。
現地にはたいてい両替屋があるし、ゲストハウスでも両替をしているところが多い。
ただ、アメリカドルも多少なりともあると便利だと思う。
因みに日本円⇒ルピーより、ドル⇒ルピーの両替の方がレートが良かった。


★ビザ★

アライバルビザもあるが、日本からビザを取る場合は、最低でも出発10日前には取得開始することをお勧めしたいです。
申請は土曜日もやってるんだけど、問題は受取の時間。

平日の 17:00-17:30

っておい!!!たったの30分 しかも、平日のみ。
代理の場合は委任状が必要。社会人の方は、要注意です(苦笑)

そうだ、インド行こう。

ある日、ふと思った。



そうだ、京都行こう。

もとい

そうだ、インド行こう。


インドに行こうと思ったのは、ささいなきっかけだった。

しかし最初から一人で行こうと思っていたわけではない。

さびしがり屋の私は、まず片っ端から友達に声をかけてみる。


が、さすがに3月月末の平日5日間。いきなり休める社会人もなかなかいない。
(私も普通の社会人だが、3月までに消化しなくてはならない有給が余っていたのだ)

仕方ないので、一人で行くことにした。

すると、周りのみんなから、色々と心配される

「女一人はさすがに危ないよ、やめとけば?」
「どうしたの?人生に疲れてるの?大丈夫?」

・・・

そんな危ないとこなの???

手始めに、「地球の歩き方」を買って読んでみる。

・・・
他の方面の「地球の歩き方」に比べて、「旅のトラブル」に割いているページ数が異常に多い。

本当に多いのだ。
そこから読み取れたのは、、
どんなに注意を払っても必ずぼったくられる、騙される。
どんなに注意を払っても必ずお腹を壊す。

この2つの確率は、ほぼ100%に近いらしい。

その他、ドラッグが普通に売られているなどという話や
列車内で睡眠薬を飲まされ貴重品を盗られた旅行者の話など

調べるとそんな話ばかりが出てくる。。。

もちろん、そうやって注意喚起することで、安全な旅行をしてほしくてそういったことを書くんだろうけど
さすがに不安になる。

でも、もう休みも飛行機も取ってしまったので、行くしかない。

不安30%、ワクワク70%って感じだ。

今回は4泊6日という短い日程で、どこに行こうか頭を悩ませたけど、
以下のようなスケジュールで行くことに決定!

1日目:成田⇒デリーへ
2日目:列車を利用し日帰りでアグラへ(世界遺産タージマハール観光)
3日目:デリー⇒ガンジス川とガンガーの町、バラナシへ
4日目;バラナシ滞在
5日目:バラナシ⇒デリー⇒成田へ
6日目:成田着

インドは、二度と行きたくない位嫌いになるか、ハマるかのどちらかと言われているけれど
私はどっちになるんだろう。
インドに行って、何を感じるんだろう。

よくよく考えると、確かに最近公私ともに色々うまくいかなくてもやもやしていた。
元々無駄に考えすぎてしまうところがある私なので、ぐちゃぐちゃ余計なことを考えて悩むのに疲れていたのかも。

余計なことに悩まず、何とかなるさ!ってな感じでイージーな自分になりたかった。
そういう意味では、トコトンまでにテキトー(なイメージ)であるインドは、最適の土地かも。

なんせ、現地に行ったら余計なことに悩んでいる暇はきっとない。
いちいち細かいことを気にしていたら、もたない(色んな意味で)。

きっと、インドはそんな国なのだ。

どうなることやら、楽しみと不安が半々くらい。