2012年4月2日月曜日

3日目:デリー→バラナシへ

インド滞在3日目。

思ったより睡眠時間が少なく、毎日3時間程しか寝ていなくて、ついに体調を崩した。
お腹は壊してはいないが、なんだか頭が痛い。
日本から持ってきた体温計で熱を測ると、37度。

これはマズイ。熱を出して寝込んでいる暇などないのだ。
やっぱり昨日、水シャワーを浴びて寝たのが良くなかったんだろうなぁ~。

だってこの宿、全然お湯が出ないんだもん。
ホットシャワーOKって書いてあったのに。
日本から持ってきた抗生物質を予防のために飲んでみると、意外なことにこれがすぐに効いて、体調復活!

中身も頭もだが、私はどうやら体も単純みたいだ。。よかった~  苦笑

午前中の飛行機でバラナシへ移動するため、宿を7:30にチェックアウト。
宿でタクシーを手配してもらい、空港へ向かう。Rs300.

空港に到着し、スパイスジェットに搭乗。
行程が無事に終わるまで、荷物は極力機内に預けずに乗る。
何か無くなったり、ロスバゲしたりしたら嫌だったので・・・

スパイスジェットは格安航空会社なので、機内サービスはすべて有料。
チャイを頼む。Rs30。
ご参考までに、料金は往復で12000円位でした。

バラナシの空港に定刻11:00に到着。
空港内にプリペイドタクシーカウンターがあり、タクシーにて市内へ。
Rs580。
想像した通りではあるが、バラナシまでの道は約18キロ。
日本の一般道路なら、20分ほどで着くであろう距離に、1時間以上かかった。

理由はただ一つ。渋滞である。
中央分離帯も信号もない狭い道を、リクシャーや車や牛や馬や犬がごちゃまぜになって走って(歩いて)いるもんだから、全く前に進まないのだ。
車の前を、牛が悠々と通り過ぎて行って渋滞するのだからもうどうしようもない。
お蔭でクラクションが鳴りっぱなしだ。

しかし、これこそ、ザ・インド。
なんだかよく分からないけど、こうして道を走っていてもエネルギーを感じる。

タクシーはゴードウリヤー近くまでしか入れないため、ガンガーまではリクシャーで行くことになるのだが、タクシーを降りるなり嵐のような客引きに遭遇。

インドでは、バックパックを背負っているだけで客引き率は100倍くらいになる。
バックパックは、鴨がネギしょって歩いているようなもの。
恰好の獲物らしい。

あまりにも客引きがすごいので、ガンガーまで歩いていくことにした。
気温は35度。灼熱の太陽が照り付ける中、10キロのバックパックを背負っててくてくと歩く。

バラナシの街は、小道が入り組んでいるので、ガンガー沿いに歩いた方が宿を見つけやすい。
20分ほど歩いて、ガンガーに到着。

目の前に広がるガンガー。沐浴する人々。
大量の牛牛牛牛牛牛牛 犬犬犬犬犬犬犬犬 人人人人人人人 & 猿&ヤギ



これぞ、インドの聖地バラナシ。

牛の落し物があちこちにあるが、なんのその。
人々のエネルギーは、デリー以上だ。
ワクワクが止まらない!!

ガンガー沿いを歩き、BABA GUEST HOUSEを目指す。
日本からはメールで予約済み。

宿に着き、さっそくチェックイン。
宿はメインガートから5分ほど歩いたMUNSIガートの奥の入り組んだところにあって、これでもかって位分かりづらい。
通りすがりの子供が道を教えてくれなければ、100%迷子になってた。

宿のオーナーと思しきおにーさんが出迎えてくれる。

・・・なんか、えらいマッチョなんですが・・・(ちょっと怖い)
部屋はこんな感じ。この宿で一番良い(高い)部屋。
エアコン付、ガンガービュー、ホットシャワーOKでRs1200なり。


荷物を置いて、早速ガンガーを散策。
5秒に1回くらいの確率で、インド人から声をかけられる。
日本人はちらほら見るが、珍しいのだろうか。

「コンニチワー」
「バザールデゴザール!」(古)
「AKBシッテルネー、ニホンデダイニンキネー」
などと、これでもかというくらい怪しい日本語を駆使して話しかけてくる笑

どこでそんな言葉覚えたの?ってくらい、みんな日本語(片言)話せるのね。
ある意味すごいことだ。
だって、東京を外国人が歩いていたとして、日本人が声をかけるだろうか?
多分、目もくれずに通り過ぎると思う。

それなのに、インド人はみんな笑顔で声をかけてくる。
そのフレンドリーさ、その明るいエネルギーが、たまらなく好きだ。
既にインドの大ファンである。

ボートに乗らないかと20回位客引きをうけるが、明日ねと断って、今度はメインストリートに出てみる。
バラナシはシルクの生産地で、あちこちにシルクのお店が軒を連ねている。
市場は活気があって、地元の人がたくさん買い物をしていて、どんなに観光地化しても、地元のインド人も観光地化することはない。

どんなに観光客が多くても、市場は地元のインド人の生活の場であり、
そのエネルギーの方が圧倒的に強い。
イタリアなどに行くと、町全体が観光地化してしまって、そこから「地元の人の生活の匂い」が消えてしまってる町ってあると思うんだけど、インドはそれがない。

そんなところも、インドのいいところだと私は思う。
ずっとこのまま、変わらないインドであって欲しい。


                活気ある市場

パンジャミドレスやアクセサリー、カレー粉などを一通り買い物した後、宿に戻り仮眠をする。
因みに街中でパンジャミドレスを買うと、その場で寸法直しをしてくれておすすめ。
空港などより若干割高だが、普通のサイズだと結構大きくダボダボするので、自分のサイズに合わせてもらった方がいい。
このパンジャミドレス、ものすごく涼しくて、私は現地ではずっとこのドレスを着ていた。
(パジャマの語源となったドレスで、スタイルはチャイナドレスのような感じだが、コットン100%でとっても涼しく快適で、デザインも可愛い!)
女性の方はぜひ1枚、お気に入りのものを見つけてください★

夕方になり、プジャという儀式を見るため、再びガンガーに繰り出す。
薄暗くなったメインガートはライトアップされて昼間とはまた違った姿になる。



プジャを見た後、夕食へ。
メインガートから上流に上ったところにある、LOTUSというレストランへ。
今までずっとカレーとナンを食べ続けていたので、たまにはカレー以外のものを食べようと思い、パスタを注文。

インドのパスタって、どんなんなの?という好奇心とともに、出てきたものは、ちゃんとパスタだった。
意外とおいしかった。

夕食を済ませ、宿に戻る。
明日はガンガーでボートに乗るため、4時半起き。

なんだか、インドに来て毎日3時間睡眠だ。苦笑
でも仕事と違って、全く疲れないから不思議。だって旅行だもんね。
アドレナリンが出っ放しで、全く疲れないし寝なくても眠くもならない。
人間って本当に気持ちの持ちようなんだなー。






3 件のコメント:

  1. インド旅行で検索して回ってます!
    無事帰られましたか?
    ボートは安全だったんでしょうかー
    良ければ続編楽しみにしています

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  2. るみさん
    コメントありがとうございます!尻切れトンボでごめんなさい。読んでくれてうれし-です!
    週末にでもまたゆっくり続き書きたいと思うので是非みてください★
    因みに、インドではバラナシが一番良かった!人生変わった!!笑
    るみさんは何時ごろからどのくらいの期間インド旅ですか?
    因みにボートは安全でした~沈みませんでした!笑

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  3. 私は具体的に旅行を考えてるわけじゃないんですが(英語もできないw)、
    憧れの国ですねーいつか見てみたいです
    インド料理のレシピを検索している時に、横道にそれてしまって、インド旅行ブログ巡りが大好きになりました
    どんな人も少し気が強くなって、インド人と交渉できるようになっている様子とかw、読んでて楽しいし
    凄くカッコイイなーって思ってます

    ガンジス川も今までイメージしてたもの(凄く綺麗な川だと思ってました)と、実際に行った人が撮ってきた写真や感想の違い、面白いです!

    他ブログで、船に乗ったり、見学してる時に、悪戯で水をかけられて病気になった話があったので、気になってコメしちゃいました><
    楽しみに待っているので、いつか続きも読ませてくださいね

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